逆転触媒←クリック
逆転触媒。それは触媒性能の限界突破のため、私たちが生み出した新しい鉄触媒の概念。これまでの最高性能触媒の3倍を超える速度でアンモニアを合成する。50
℃の低温ですら、アンモニアを合成できる。
こんな触媒は存在しなかった。
・Advanced Science(←クリック)で発表された論文がメディアで紹介されました。
・科学大ニュースはこちら!
・こちらは日本経済新聞朝刊2025年2月11日
・こちらも日本経済新聞朝刊2025年5月15日
・これは日刊工業新聞朝刊2025年2月1日
・Link-Wise 2025年2月1日はこちら
・Dメニューニュース 2025年1月24日はこちら
・YouTubeで紹介されました2025年1月24日
・Facebookで照会されました2025年1月27日
・Facebookで照会されました2025年2月10日
Unlocked卑金属触媒
←クリック
これまで、我々は卑金属本来の触媒能を本当に理解していたのか?
我々は卑金属を不当に見下していたのでは?
卑金属本来の能力を発揮できるように結晶系、粒子、表面を整えれば、貴金属すら凌駕する性能で、目的物だけを合成する触媒が生まれる。
不当な評価をされてきた卑金属達の逆転劇が今始まる。
・J. Am. Chem. Soc.(←クリック)で発表された論文がメディアで紹介されました。
・科学大ニュースはこちら!
・日刊工業新聞朝刊2024年7月30日
フェノールtoアニリン触媒
←クリック
アニリン。石油からしか製造できない必須の化学資源。石油がなくなれば、我々は熱や痛みを和らげる薬や、農作物の収穫量を維持する農薬、染料、ゴム、プラスチックを手に入れることができない。
フェノールからアニリンを合成できれば、我々はバイオマスから持続的にアニリンを手に入れることができる。しかし、有機化学の難問がこのルートに立ち塞がる。芳香環炭素に結合した水酸基をアミノ基に変換するのは、至難の業であるからだ。我々は、この難問を解決すべく、新しいコンセプトの触媒を生み出した。
これまでの不可能だったプロセスが、今可能になる。
すべてが反応サイト触媒
←クリック
固体触媒は通常、不均質な組織である。そのため、触媒機能を発現する場所(触媒活性サイト)の数は、制限されている。
もし、触媒活性サイトだけを規則正しく並べたら、その触媒性能は?反応に高活性な部分だけ構成された触媒はもはや人知の及ばない性能を発揮するであろう。しかし、そんな物質状態は本当に成立するのであろうか?
触媒活性サイトのみから構成される革新的触媒を生む挑戦が始まる。
低温作動
アンモニア合成鉄触媒
最近のアンモニア合成触媒では、Ru、Coといった金属を使う材料が主流である。鉄はアンモニア合成では時代遅れの金属と考えられている。
しかし、希少な金属を使うことが良いことなのだろうか。
そんな背景の中、我々は鉄の触媒能を最大に引き出す方法を見出した。この触媒、従来の触媒では不可能の100 ℃でもアンモニアを合成できる。
・J. Am. Chem. Soc.(←クリック)で発表された論文がメディで紹介されました。
・科学大ニュースはこちら!
・日本経済新聞2023年5月11日はこちら
・日本経済新聞朝刊2023年は6月27日はこちら
・日本経済新聞朝刊2023年7月12日はこちら
・日刊工業新聞朝刊2023年4月4日はこちら
・高純度化学研究所公式ブログ2023年6月5日はこちら
低温作動
アンモニア合成Ru触媒
白河上皇が「鴨川の水、双六の賽、山法師」と嘆いたのは有名な話だ。これは、自分の思い通りにならない3つのことを指している。
触媒の研究者にとって思い通りにできないことの一つが、水素と窒素から100 ℃以下でアンモニアを合成すること。これができないため、100年以上、アンモニア製造は多大なエネルギーを消費してきた。
このような状況が長らく続く中、我々は水素と窒素からのアンモニア合成を初めて100 ℃以下で進めることに成功した。突破口を開けたのだ。
・Nature Communications(←クリック)で発表された論文がメディアで紹介されました。
・科学大ニュースはこちら!
・日本経済新聞2020年5月17日朝刊
・日本経済新聞2021年2月5日
・化学工業日報2020年4月27日
・日刊工業新聞2020年4月27日
欲しいものだけ合成する新触媒
−医農薬からバイオマスの高付加価値化までー
アミンは医薬、農薬、高分子といった現代文明に不可欠な化学物質の原料だ。しかし、アミンは選択的に合成できないという問題がある。
このような背景の内、アミンを99%以上の選択性で合成できる触媒の設計と構築に成功した。それは、ルテニウム−酸化ニオブ複合体である。この異次元の高性能触媒はバイオマスから有用アミンだけを合成することすら可能だ。
・J. Am. Chem. Soc.(←クリック)で発表された論文がメディアで紹介されました。
・科学大ニュースはこちら!
・化学工業日報2017年8月15日朝刊
・マイナビニュース2017年8月9日